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コロナ禍のファッション投資|“痛見え”しない3つのポイント その②:色数

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コロナ禍のファッション投資|“痛見え”しない3つのポイント その②:色数

今回は「② 色数」について。

前回に続き、よくご質問を頂く
『着こなしで気をつけていること』
について書かせて頂きます。

▶︎「① 柄面積」についてはこちら

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使う色を「3色前後」に抑える

ファッション業界では、
「世の中の景気が良くなると色柄に富んだ
洋服が売れ、景気が悪くなるとモノトーン
傾向が強まる」なんて言います。
コロナ禍で財布の紐も硬くなり、
街を歩いていてもシンプルでコーディネート
しやすいモノトーンな着こなしを多く
目にすると少し寂しい気持ちになります。

私は30歳を過ぎてから、
特にビジネスシーンでは
「使う色を3色前後に抑える」
ことを前提に、その日の気分や参加する場
に応じて決めています。

最も簡単な3色パターン

ちなみに、比較対象に良いかと思い
若かりし頃の痛々しい写真を探しましたが
自分でも目を伏せてしまうほど本当に
ヒドかったのでお蔵入りにします…(笑)。

以下、改めて写真に撮ってみました↓
やや明るめのネイビー無地スーツと
サックスのシャツ、同じくサックスの
チーフをベースに胸元を組んでみました。
Vゾーンの浅さや肩の具合からも
おわかりかと思いますが、10年近く前に
「Tomorrowland」で作ったもの。
大事な場面でよく登板してもらってます。

<サックス×ネイビー×ブルー 計3色>
迷ったらコレ。
サックス~ロイヤルブルー~明るめネイビー
と少しずつ色味を変えグラデーションに
することで、着こなしに奥行きが出ます。
ただし、注意すべきはネクタイには
グラデーションの中でも重めの色味を
選ぶこと。ここではスーツに近い
ロイヤルブルーのタイにすることで、
全体の印象を引き締めています。

タイとスーツ地のカラーが近いことで
遠目に見ると色を多く使っていないようにも
見え、落ち着いた印象になります。
大切な商談や会議がある時、そもそも
コーディネイトに悩む時間が無い時等に
重宝するやつです。

一方で、色数を絞ると素材や仕立ての良さ
に目が行きがちになるので注意が必要です。

今の気分、“3.5色”

続いて、別のタイに付け替え。

<サックス×ネイビー×グリーン
+ ゴールド(0.5)
計3.5色>
レトロなムードが漂う「FRANCO BASSI」
のタイは先日の記事に乗せたもの。
ネクタイ単体で見ると多色で使い難く
見えますが、スーツ地のネイビーを
拾うことで馴染みます。

スーツ地のネイビー、シャツのサックス、
タイのグリーン。そこにわずかな分量ですが
良いアクセントになっているゴールド。
3色+0.5色≒計3.5色 が、今シーズンの
“旬な胸元”に見えるちょうど良い
バランスなのかも知れません。

<サックス×ネイビー×バーガンディ
+ グレー(0.5)+グリーン(0.25)+
ホワイト(0.25)
計4色>
最後はバーガンディとグレー、細かく
グリーンとホワイトがあしらわれた
「John Comfort」のタイ。
バーガンディが入っているので、秋冬
シーズンに活躍してくれそうな一本です。

先程のタイよりも更に多色使いのモデル。
それでも違和感はありませんよね?
前回「柄面積」でお話ししたように
縞の幅が異なることで、色が多くても
色同士が喧嘩しない絶妙なバランスです。
それにしても色数の計算は強引かもですが(笑)。

「色を拾う」意識も大切

ちなみに、ご紹介したタイには何れも
スーツ地のネイビーが含まれています。
コーディネート全体に統一感を出す際の
鍵は、ネクタイ単体が浮いてしまわないよう
カラーを繋げる、つまり「色を拾う」こと。

2枚目、3枚目の写真のタイにネイビーが
含まれていなかったら私は購入していない
と思います。と言うのも、私の場合ネイビー
とブラウンのスーツやジャケットを着用
することが多いので、言い換えれば
「ネイビーかブラウンが少しでも入って
いないタイは購入しない」と決めています。
あまり考えが凝り固まってしまうのは
つまらないと仰る方も多いと思いますが、
余分なものを買わず、賢くお買い物する
ためのマイルールは必要だと思います。

前回も書かせて頂きましたが、周囲から
浮いてしまうのを恐れて「色」や「柄」を
使わないことを否定はしませんが、
用法容量を守って正しく使えば、個性を
演出するための強い味方になり得ます。
色々な色柄を試してみて、自分なりの
ルール(個性)をつくっていければ良いですね。

次回は「③サイズ感」について。

コロナ禍のファッション投資|“痛見え”しない3つのポイント その①:柄面積

コロナ禍のファッション投資|低コストで旬な着こなしをつくる

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