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ファッションレビュー|脱お兄系!大人の浴衣選び

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ファッションレビュー|脱お兄系!大人の浴衣選び

まずは、お詫びから。

更新が滞り申し訳ありませんでした!

プロフにも記載していますが、昨年異業種に
転職したため日々インプットすることが多く
「ブログを書かないと…」と思いつつも
前回の更新からだいぶ日が空いてしまいました…。

この場を借りてお詫び申し上げると共に、
この間に貯め込んできたネタを今後
じわじわとアップして参ります。
改めまして、今後ともご笑覧くださいませ。

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既製品 vs お仕立て品 問題

とあるイベントに参加すべく、人生初となる
「浴衣」のお仕立てを体験してきました。

以前から浴衣や着物のお仕立てには興味が
あったものの、きっと皆さんもご家族や
パートナーからこのように指摘されたこと
があるのではないでしょうか。

 「1年のうちに何回着るの?」
 「レンタルや既製品でも良いのでは?」

これまでは、特に1つ目の問いに対する
明確な答えが出せずにいました。今回、
思い切って仕立ててみようと思った理由は
前述のイベントが直接的なキッカケには
なりますが、仕立てから着用まで体験
したことで、自身の中で明確な答えを
出すことが出来ました。
これについては、着用後の感想含めて
最後にお話ししますね。

一方、2つ目の問いは早々に解決しました。
このページをご覧の方はおわかりですよね。

お祭りに行くとよく見かける、所謂
「お兄系」の浴衣スタイル。
髪色等とのアンバランス感は勿論、丈が
ツンツルテンだったり、小物使いに違和感
を覚えたり…スーツでも同様ですよね。
いい年した大人だからこそ、歴史やルールを
理解した上で上品に着こなしたい。
そんな想いから、今回初めてのお仕立てに
踏み切ったのです。

老舗「竺仙」でのお仕立て

お伺いしたのは、日本橋駅のほど近く
なんと天保13年(1842年)創業の老舗
竺仙」さん。初見で入るには
勇気が要る店構えですよね(笑)。

これまでスーツを何着もオーダーしてきた
にも関わらず、初の和装且つ老舗での仕立て
ということもあって、入店してからもかなり
緊張していました。

そんな緊張も束の間、ご対応くださった
スタッフの皆さんがすごく温かく
接してくださいました。
例えるなら実家にいるような安心感。

お仕立ての手順①:生地選び

まずは反物選び。
私は身体が人よりもデカめなため、
キングサイズ対応の生地から選ばねばならず
通常サイズと比べると選択肢は少な目でした。
(恐らく私がお伺いしたのがピークよりも
遅かったためだと思います。お好みの生地を
じっくり選びたい方は早めが宜しいかと)

ご存じの通り「アズーロエマローネ」が
大好物の私は、和装においても同様で(笑)
当初は「無地に近い濃茶地の反物×紺帯」を
イメージしていました。ただ、在庫が無い
のはどうにもならず…幾つか候補を絞った結果がこちら↓

そして最終的にこちらの柄に決めました。

白地なので、色地のものと比べて軽快な印象
がある反面、重厚感がやや足りないのでは?
と少々危惧しましたが、スタッフさんから
「それが一番似合ってるよ!」と言われて、
安心してこの子に決めました。

竺仙得意のコーマ糸使いで、色出しの
ハッキリした重ね格子。夏の夕涼みに
ピッタリの生地です。

お仕立ての手順②:採寸

続いての採寸は… “爆速”。
スーツに比べ、採寸する部位は少な目で、
(身丈、袖&裄、前&後巾、棲下、尻周り)
ビスポークのように会話しながら…なんて
思っていたら、アッという間に採寸終了。
所要時間5分程度でした。
採寸内容・納期を確認し、代金をお支払い。

納期&花火大会


気になる納期についてですが、私の場合は
浴衣着用のイベントが8月下旬に開催予定
だったため7月頭に竺仙さんにて注文。
お盆を挟んでしまったことで、着荷は
8月19日でした。お盆時期を差し引くと
納期はだいたい約1ヵ月でしょうか。

納期を考える上で注意すべきポイントは、
「いつ着用するか」。メインの着用機会と
なり得る花火大会の日程は、有名どころだと
隅田川(7月末)、神宮外苑(8月上旬)。
これらお盆前に開催される花火大会に
間に合わせたい方は、納期から逆算して
お早めのご注文が吉かと思います。

また、私のようにお盆後に手に入れた方も
ご安心を。以下の通り、8月下旬以降でも
花火大会はあります!

今後の花火大会開催予定

 ・金沢まつり花火大会
  (神奈川県/23年8月26日)
 ・相模原納涼花火大会
  (神奈川県/23年8月26日)
 ・八千代ふるさと親子祭
  (千葉県/23年8月26日)
 ・調布花火大会
  (東京都/23年9月24日)
 ・北区花火大会
  (東京都/23年9月30日)
 ・こうのす花火大会
  (埼玉県/23年10月7日)
 ※延期・中止になる場合も。詳細は
  事前に各HPをご確認ください。

浴衣コーデ

無事着荷し、このようなコーディネイトで
イベントに参加しました。
本来は下駄を合わせるのが正統ですが、
長時間歩くことや今後デイリーに使うことを
考慮して、目立ちにくい茶系のサンダルに。
(ソールが白でなく同色、且つ東レ(株)の
ウルトラスエード使いで防汚面でも強いのが
この子を気に入ったポイント)。

浴衣:#竺仙 #Chikusen
角帯:#献上博多織
バッグ:#MRORIVE
サンダル:#アイランドスリッパ
     (BEAMS別注)

「着用機会」は創るもの


冒頭にお伝えした問い、
「1年のうちに何回着るの?」に対する
自分なりの答えについてお話しします。

昨今はファッションから日用品まで様々な
商品・サービスの値上げが続いていますし、
年に数回しか着用しない浴衣に数万を支払う
ことを躊躇されるのは至極ごもっともだと
思います。(もちろん、私も“コスパ”が
良い商品は大好きです!)

そんな問いに対して、私が出した答えは
「着用機会は自身で創るもの」ということ。

長らく外出や直接的なコミュニケーションを
取れなかったコロナ禍が明け、外に出て
人と触れ合う楽しさを改めて実感している
方も非常に多いと思います。
様々な土地のお祭りやコミュニティに、
お気に入りの浴衣を羽織って参加するなんて
とても“粋(いき)”ですよね。

着用の場を探し、自ら足を運ぶことで、
これまでの自身のライフスタイルの幅を
更に拡げることが出来る。
浴衣はそんなアイテムだと思います。
「Good shoes take you good places.」
(良靴は素敵な場所に連れて行ってくれる)
という名言が浴衣にも当てはまると実感しています。

加えて、日本人なら自分の国の文化をもっと
知るべきだし、日本を訪れる海外の方が
増えている今だからこそ、自分で体験して、
自分の言葉で、自身の装いでもって
彼等に日本の素晴らしさを伝えるべきだと思います。

特に、普段スーツ等の洋装を着こなしている
方々には和装を試してほしいです。
それも既製品ではなく、自身の思い入れと
体型に合った「お仕立て品」を。

自身のために仕立てたものの良さを
理解している方なら、袖を通した時の喜びは
スーツ以上かも知れません。

BEAMS別注 ISLAND SLIPPER
created by Rinker


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